2016年6月20日月曜日

実写でボクシング「はじめてのスパー」

深夜のネット・サーフィンで偶然見つけた、あるボクシングのHP。

"初心者の方に無料でボクシングを指導します、西沢ボクシングジム"

君は東京都足立区最北端にあるというこの私設ジムに興味を持つ。
電車を乗り継ぎ、辿り着いたのは普通の白いマンション203号室だった。



(こんな所で本当にボクシングを教えてくれるのだろうか…?)

表札に "西沢" とあるので、場所を間違えていないと確信した君は、
ふぅ~と深呼吸してから、勇気を持って呼び鈴を鳴らした。

(ピンポーン)

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「私が西沢ジム会長、兼トレーナーの西沢です。よろしく~。」

初体験となるボクシングジム入門にビクビクしていた君だったが、
会長から発せられる柔らかい雰囲気により緊張はすぐに消えていった。

(よしっ、今日からしっかり教わって俺も強い男になるぞ~)

これまで自分が強いのか弱いのか、それすらも知らなかった君。

「ボクシング」を通じて 君は何を得るのだろうか…?

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「おしっ、早速、構えてみよう。」

世界タイトルマッチ、無敗のチャンピオンや海外の強豪…
ブラウン管の向こうで輝いていたボクサー達と同じように構えた君。

「ふむ…」

会長が前や横からぐいっと強く押してくるので、それに反応して足を踏ん張る君。
次にあっちこっちをポンポンと叩いて君を正しいフォームに導く。

「一瞬で攻撃にも防御にも動ける重心と意識、これが大事なんだ。」

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「次はフットワーク、ボクシングにおけるリング上での移動方法だ。

ただ単に移動するのではなく、とっさに攻撃や防御ができるように
さっき教えた重心と意識を維持したまま、前後に動いてみよう。

基本はピョンピョン跳ねずにヌルヌル~ッと、そうそう…」

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「もっとも応用が利く万能パンチ、それがジャブだ。

主に腕を伸ばす力で放つので威力こそないが、
反動で打たないのでいつでも拳を元の位置に戻せる…

いわば保険つきのパンチと言えるだろう。

相手に最も近い拳をどう使うか?
これから毎日そればっかり考えちゃうぞ、きっと。」

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君がジャブの指導を受けていると背後のジム玄関から練習生が現れた。



「よろしくお願いしま~す!」

君と同じくらいの体格をした高校生、野村君は先週入門したばかりとの事。
準備運動する姿は自信に溢れていて運動全般が得意そうな雰囲気である。

(ボクシングは同じ体重の者同士で競いあう階級制のスポーツ。
きっと俺もいつか彼とスパーリング、するんだろうなぁ~♪)

ぼんやりとそんなことを考えていた君だったが、
次の瞬間、会長から発せられた言葉に自分の耳を疑った!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

「よしっ、スパーリングやろう!」

(じ、自分ですか? まだ素人なんですけど!?)

唖然としている君に会長は言葉のコンビネーションを続ける。

「さっき教えたフォームで構えて、フットワークとジャブで距離の調節。
相手との距離感っていうのはスパー以外では養えない重要な感覚だ。

危険じゃないかって?
綿の詰まった20オンスのグラブとヘッドギア、同じ位の体格、同じ位の経験を持つ相手。

大丈夫、戦える!」





Windows用ゲーム「実写でボクシング」、はじめてのスパーまでの流れです。
ここからはスパーの内容や結果によって変化していきます。

かつて実際に活動していた西沢ジムも初日からスパーでした。
20オンスグラブとヘッドギアがあれば、よほどのことがなければ鼻血も出ません。

もし実ボク未体験でボクシングに興味があれば…、ぜひ!


実写でボクシング公式HPダウンロード

ストーリーモード攻略ページ

実ボク、HSP最優秀ゲーム賞を受賞

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