2012年10月20日土曜日

HSPプログラミングの勧め

自作ゲーム「実写でボクシング」の製作は「HSP」という言語を利用しています。
HSPは「ホットスーププロセッサ」の略ですが、アルファベットでそのままエイチエスピーと呼ばれることも多いようです。もちろんHSPの教本や関連本もたくさん発売されています。



私にとって最も愛着のある言語、やはり教本を手元に置いておきたい!と考えて、本屋で探したのですが、なかなか出会うことができませんでした。

PHPやC言語は溢れているので、一般的にHSPはまだマイナーな言語なのかも知れません。



我が家にあるプログラミング関連の書籍を並べてみました。
どの書籍もパソコンの横に置いてあり、長年に渡って大活躍しています。(表紙にラクダの絵を描くのが我が家の慣習です)

HSP関連の書籍が「ゲームを作りたい!」と考えている非プログラマー、もしくは初心者の手元に届きやすくなればいいなぁと思います。


皆さんはHSPを知っていますか?

個人の頭の中にあるちょっとした企画を形にしたいのであれば、手軽にスタートできるHSPは日本人の趣味プログラマーが最初に触れるべき言語の大本命なのです!(職業プログラマーだと他の仲間たち連携する必要があるので話は別かも知れません)

フリーで開発環境が提供されており、なにより国産の言語なので、日本語の情報がネット上に豊富に溢れています。分からない分野の開発もちょっと調べれば大抵先人が足跡を残しているので参考にすることができます。しかも、その先人の多くが趣味プログラマーであり、専門用語を極力使わない文面による伝わりやすい情報が多いのです。これが大きなメリットです。

プログラミングは難しい、と思っている人は多いと思います。
でも、命令をエディタに記していけば、その命令に従った動作が行われる、ただそれだけの事なのです。

mes "実写でボクシング"

これだけでメッセージが画面に表示されます。他の言語ではフォントを指定したり、画面の大きさを指定する必要がありますが、HSPではデフォルトの設定が摘要されて形にしてくれちゃうのです。

こんな程度の命令が積み重なって、いつの間にか実写でボクシングのような作品になってしまう。不思議な事なのですが、それが現実です。

例えば、石が一個あってもただの石ですが、並んでおいてあれば、それだけでいずれ遺跡と呼ばれる…。そんなイメージです。

何年も実ボクのバージョンアップを繰り返している私でも、空で覚えている命令はせいぜい20個ほど。
新しい仕組みを導入したい、と思ったら、"HSP" "やりたいこと" とかでネット検索。情報はネット上に日本語で山ほどあります。(エディタ上でF1を押しても公式ヘルプを参照できます)


なにかアイデアを持っている方、表現したい「なにか」があるけどその手段がない方、パソコンを立ち上げてもな~んにもやるべき事が思い浮かばない方…

自分だけの作品製作、HSPでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



製作には多かれ少なかれ、時間がかかります。ですが、それは「苦労の時間」というよりも慣れてしまえば「楽しみの時間」となるでしょう。



ドット絵が書けない人だって、デジカメがあれば実写画像をキャラクターとして使うことができます。
音楽を作れない人だって、ネット上にはフリーで使うことができる楽曲作品が山ほどあります。(感謝しつつ使わせていただきましょう♪)

趣旨を理解してくれる友達が側にいれば、その人とお互いの得意分野を協力しあうのもいいコミュニケーションとなるでしょう。音楽を作ることができる人、伝わる文章を書くことができる人、ネット上の宣伝方法に詳しい人、バグなど不具合をやたら見つけてくれる人、やりこんで遊び倒してくれる人、自分よりもプログラミングに詳しい人、ゲームそのものに詳しい人、場を盛り上げてくれる人…

プログラミングの方法が分からない部分もでてくると思いますが、自分で理解できる似たような方法で切り抜けちゃって、とにかく完成させてみましょう。多少、理想と違う出来だったとしても、まずは一作品、完成させることが大事だと思います。(止まらずに先に進み続けること…)

作品の進捗に納期や締め切りがあるわけではないので、完成させたって終わりではありません。自分が満足するまで自分のペースで作り続けることができます。

ひとたびネット上で公開すれば、その作品に対する感想や要望(不満や苦情?)が届くかもしれません。これは仮想空間とはいえまさしく新たな出会いであり、もしかしたら何年も続く、素敵な友好関係のスタートになるかも知れないのです。

そんな出会いの中にまた上記のような色々な長所を持った方々が含まれているかも知れません。その輪はどんどん大きくなっていく、広がっていく、自分とみんなだけではなく、みんなとみんなも更に出会っていく。

雪だるま式に世界が広がっていくキッカケ…。

世界にひとつだけの作品。その作品で思う存分遊ぶ贅沢。その作品を遊んでいただき、集っていただける幸せ…

もうこれは、趣味の範疇を超えているのかも…(生き甲斐!)


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