2012年2月12日日曜日

攻防テクニック(マニュアルより抜粋)

攻撃テクニック

(1) カウンター
相手の攻撃モーションの最中(主にフックやアッパーの打ち終わり)に、こちらの攻撃を当てるテクニック。
通常のヒットよりも大きなダメージ(時に100を超える!)を与えることが可能。
ただし、こちらが軽打(ジャブ、Bジャブ)でカウンターヒットした場合、ダメージ増加の効果は強打でヒットした時と比べると約半分になってしまいます。
相手のフェイントにカウンターを暴発させてしまうと、逆にカウンターされてしまうのが最大の弱点です。なので対戦相手によってはフェイントか実弾かの読みが必要となります。
タイミングに集中するため自身の手数が減ってしまう点と相手が打ってこないとどうにもならない点もデメリットと言えるでしょう。更に待つという特性がボディアタックが巧みな相手にチャンスを与えてしまうかもしれません。


(2) フック削り
ガードをしている相手にフックを叩きつけ、強引にダメージを与えるテクニック。40前後のダメージを奪うことができる。
相手がカウンターパンチャーの場合、フックは格好の標的になってしまうので、フェイントを交えたり、テンポを遅らせるなどの狙われない工夫が必要となる。

(3) ジャブによるバリア
ジャブを細かく何度も打つことで、相手の強打を打ち消し続けるテクニック。大きなダメージを奪うことは難しいが、時間稼ぎにもなるのでポイント劣勢の相手を焦らせる効果もある。
ただし長時間に渡るジャブの連打は、思った以上に疲労度が高いアクションである。筋肉疲労しない程度、数秒の休みを入れながら行う必要がある。
覚悟を決めた相手が強打ボタンを連打押ししてくると、ジャブの間に割り込まれて思わぬ大ダメージを受けることもある。

(4) 強引な強打振り抜き
強打ボタンを連打すること(もしくは押しっぱなし)で、消されても消されてもすぐに強打モーションを復活させるテクニック。タイミングが合えば、ジャブの弾幕を突き破ることができる。
強打の疲労ゲージは打ち終わって初めて消費されるので、強打ボタンを連打していたとしても打ち消された分はまったく疲労しない。
ただし、連打という性格上、タイミングがどうしても大味になってしまう点と読まれてしまえば距離を取られて空転→カウンターを食らってしまうのが大きなデメリットである。

(5) コーナー釘付け
コーナーに相手を追い詰め、ポジション的に有利な状態で、チャンスを伺い続けるテクニック。相手の背後にスペースがない状態で攻撃をヒットさせると、通常よりも多いダメージを奪うことができ、反撃を受けた場合でも自身の背後にある広大なスペースを有効利用できる。
特にボディへの攻撃は腹筋で僅かに軽減させる以外は防御不能なので、不足気味の攻撃力を充分に補うことができる。更に終了ゴング直前の立ち位置を優先的に調整できるので、インターバルの回復量も優先的に調整できる可能性が高い。ボディアタックを成功させるための重要なテクニックと言えるだろう。

(6) ボディ攻撃
相手のボディにダメージを与え、回復力や移動力を奪う戦術。単にボディを連打で攻め続けても、攻撃力不足や自身の打ち疲れで失敗することが多い。 自身が疲労していない状態に加え、自身の呼吸ゲージが上部にあるタイミングで攻撃を開始することで、成功率を高めることができる。(自身がダメージを負ってしまうと呼吸ゲージの往復速度がアップするが、これは上部を通過する回数が増えるとも言える。)
ラウンド終了時の立ち位置調整などで一度与えたボディダメージを回復させない、相手が腹筋に力を込めているなら即座に顔面攻撃へとターゲットを変えるなど、ある程度の知識と状況に応じた判断が必要なテクニックといえる。
逆転の定石手段だが即効性は薄い。最終ラウンドに仕掛けて成就するほど甘くはない。

(7) 終了間際の一撃
ラウンド終了時間のギリギリ直前、相手の反撃が時間的に不可能なタイミングで強打を打っておくテクニック。ようは制限時間を利用した打ち逃げだが、相手も同じことを考えていた場合、強打の正面衝突、大事故に発展する可能性もある。
大量にポイントをリードしている展開なら、ラウンドの終了間際は確実に防御するのがアンパイと言えるだろう。


防御テクニック

(1) 徹底したスウェー
スウェーの姿勢が完成すれば顔面攻撃を完全に防げるので、リードした展開で迎えたスパー終盤に徹底的なスウェーを行えば、絶大な逃げ切り効果を発揮できます。
ただし、スウェー中はボディの防御力が激減しているため、ボディダメージを受けた場合のスウェースピード鈍化には細心の注意が必要です。スウェー鈍化中、ガラ空きの顔面に強打を受けてダウンした場合、ダメージの回復力も低下しているので立ち上がれないケースが多いのです。

(2) 細かい出入り
接近と離脱(前後の移動)を繰り返し、相手の強打空振りを誘うテクニック。
ガードしたまま前進して、相手のフック削りを誘発してみる。そろそろ来るかなのタイミングで後退を開始する。もしフックが飛んできていたら、その目の前で空転している相手にしっかりカウンターを合わせるもよし、そのまま空振りさせて疲労させるのもよし。
攻防一体の優れた戦術なのだが、相手がこちらの後退タイミングに合わせて前進ストレートで追ってきた場合が怖い。動作が単調にならないよう注意しよう。

(3) クリンチ
短いクリンチメータの場合、積極的に狙って密着すると、高確率でクリンチを成立させることができる。成立すれば結構な時間稼ぎとなるので、展開によっては有効な戦術となる。
クリンチメータが中から長の場合は、密着時間の増加によるリスク増加を考える必要がある。が、ガード姿勢のまましつこくぐいぐいと押してくるスタイルは、新しい展開を生むこともあるので制空権争いで敵わない場合など突発的にこの戦術を選択するのも面白い。

(4) 相手の呼吸ゲージに注目
実力者は少しでも自分の攻撃力を上げるために呼吸ゲージが上部にある時に攻撃を開始することが多い。
こちらとしては、相手がボディを狙ってきそうなら後退やジャブ迎撃の準備、フックを狙ってきそうならカウンターの準備、など呼吸ゲージを注視することで事前に相手の攻撃を予想することができる。(もちろん自分の呼吸ゲージは自身の攻撃着火タイミングに活用できる)

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