2012年1月2日月曜日

印象的なメールを転載

長文のメールが届いたので転載させていただきます。

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前略 大晦日の内山選手のもの凄いKOの余韻が醒めやらず、過去戦のユーチューブをすべて観戦し、それでも飽き足らず、ネットサーフィンしながらこのサイトにたどり着きました。

最初、えげつない(失礼)黒べた白抜きサイトに、2ちゃんねらー風の怪しさを感じつつ読み進めました。ところが、内山選手に関するこのサイトの論評は、分析の素晴しさもさることながら、愛情に満ちあふれていて素晴しいなと感心しました。そして、すべてを読み終えて、このサイトに出会えて「何と幸せなことだろう!」と、年初めにつくづく嬉しくなりました。

私自身のことを申しますと、一介のプロスポーツファンです。良いスポーツなら何でも、かなり熱心にをTV観戦したい人間です。サッカーもゴルフも競馬も格闘技も。先程まで箱根駅伝を7時間以上にわたり見てしまいました(笑)。
そんな私のボクシング好きは、毎週月曜日の「Excite Match」にとどめを刺します。あのラスベガス水準の質の高いボクシングに魅せられて、もう何年にもなります。昔、ロベルトデュランやレナード、ハグラー,ハーンズの黄金のライト級(?)にハマッたこともありました(かなりの試合見ましたが,あれはどこの局がやってたんだろう?)。つまり年間50週は確実に見てますから、試合数にすると結構な数ですね。中にはひどい試合もありますが、大抵はとてつもないパワーの試合ばかりですよね。あれを見続けていざ日本人ボクサーの世界戦を見ますと、なんて草食系ボクシングなのだろうと感じてしまいます。リナレス選手しかり、下田選手もやっぱり。西岡選手ですら、もう一つパンチ力とパワーに迫力不足は否めません(いや西岡選手は立派なチャンピオンで大好きですよ)。

もちろん国内の世界戦も細大漏らさず見るようにしています。内山選手を初めて見たのはサルガド戦でした。素晴しい勝利の試合でしたが、拳も硬いだろうけどカラダも硬そうな、ちょっと不器用で華の少ない選手だなと思いました。防衛を重ねる試合を見続けると、とてつもないパンチ力を持った、これまでの日本人にいなかった凄い選手だと分かりました。

そして、周りの知り合いに触れ回るのですが、残念なことに「Excite Match」ファンもボクシングファンも皆無なことに気づかされました。

それはさておき、自分のボクシングに対する欲求を完全に満足させてくれる初めての日本人選手、内山選手の試合を見るたびにその思いが強くなって行きました。

そして、1年弱のブランクを心配しつつこの大晦日を迎えたのです。紅白ファンを物ともせずに打ち破り、メーンイベントを注視しました(結構遅めの時間で、体内時計的にボクサーとしては大丈夫だろうか?と心配でした)。相手のソリス選手は最近見た国内の世界戦では最強の挑戦者でしたね。内山選手の強烈な右フックや左ボディやストレートみたいなジャブにワクワクしつつ緊迫した闘いを堪能しました。それで今回初めて気づいたのは、サッカーで言うところの「プレーディスタンス」のすばらしさですね。これは相手次第ということもあるかも知れませんが、ディフェンスの距離のとり方が最高でしたね。もちろん、攻撃面では特級品なのでしょうが、今回、内山選手のディフェンス面、特に当てさせない距離感の凄さに感服しました。三拍子揃ったとは、このような選手のこのような闘いにこそ冠してほしい言葉だと思いました。

さあ、そろそろラスベガスからお声が掛ってもおかしくないですね。試合後にソリスが「内山は国内でばかりやってる」と負け惜しみを語ったそうですが、それ、こんな凄い選手がなぜラスベガスに呼ばれない?という疑問形の讃辞が隠されていたのではないでしょうか。何も海外行くばかりがすべてではないでしょうが、「Excite Match」を数百試合以上見た者としては、いま内山選手を世界最強の逸材としてラスベガスのリングで披露したいと思うのです。

ボクシングをこよなく愛しつつ、まだ1試合もライブで見たことのない素人のたわ言でした。お許しあれ!

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ありがとうございました!

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